UAE株式市場の現状

ドバイ証券取引所は、2000年3月に誕生しました。
その後、米国の9.11同時多発テロをきっかけに2003年から活性化しています。

同時多発テロ以前、アラブ諸国の資金の多くは、米国の株式・債券で運用されていましたが、テロ以降米国での運用にも大きなリスクがあるとの認識からアラブ諸国に逆流しました。
その資金総額は、120兆円規模です。その資金が本国の不動産や株式に回ったため、不動産価格の上昇や株式市場の活性化が起こりました。 その後、2006年1月まで株式ブームを伴い暴騰していきますが、金融引き締め政策もあり、その後暴落することとなります。

現在は、国ごとに若干異なりますが、総じて企業利益に対するフェアバリュー(適正価格)を大きく下回り、割安な水準(GCC予想平均PERは11倍)にあるといわれております。
個別株式に関しては、外国人保有比率が上限49%となっておりますが、実態では多くの企業がこれより低い設定をしています。
例えば、Etisalat(UAE通信業界最大手)やNational Bank Of Dubai(ドバイ最大の銀行)など、基幹産業の魅力的な王道銘柄は外国人比率0%であり、ファンドを通じた購入は可能ですが、個別銘柄に関しては、個人投資家では現在のところ購入ません。

株式図

UAE不動産の現状

ドバイの不動産も株式市場と同様にここ数年で大幅な上昇を見せています。
現状は、需要が供給を圧倒的に上回っており、ロケーションが良い物件などは売り出しと同時に即完売という状況です。
同時に不動産の平均上昇率は20~40%/年という水準で伸び続けています。
パームなど人気エリアの物件では2倍以上の価格になっているものも珍しくありません。また、賃料相場も20~40%/年という水準で伸びています。

実際には、かつての日本のような不動産バブルではないのかという声を、最近よく聞きます。
答えからいうとどのアナリストのレポートを見ても、暫くこの水準での上昇は、続くでしょう。
また、上昇が鈍化しても急降下は考えづらいと思われます。アナリストの共通した根拠は
①居住目的での購入がベースである(投資目的は15-20%)
②順調な経済成長の上で発生している健全な需要であり、まだまだ暫くは、供給が下回り続ける。また経済成長が続き、需要は伸び続ける。
③物件の価格が他の国々と比べてまだ割安である
ということです。

このような状況を考えると不動産投資は、非常に安全且つ、高利回りが期待できそうですが、勿論難しい問題もあります。
それは情報の量と質です。
当然ながら、どれでも買えば儲かるというものでもありません。
一般市場に出回っているもの以外の情報がたくさんあり、ローカル色の強い国なので一般投資家が入手するのは困難です。
大きく不動産投資で成功している人に共通しているのは、他の人が手に入りづらい情報を手にすることが出来て、人より早く投資できているということです。
ただ、裏を返せば、希少価値の高い情報と正確な情報さえ手にいれることが出来れば、成功できるでしょう。

 

不動産推移グラフ

 

アラブ首長国連邦(UAE)データ

人口 約425万人(2005年)
連邦構成国 アブダビ、ドバイ、シャルジャ、アジュマン、ウム・アル、カイワイン、フジャイラ、ラス・アル・ハイマ
首都 アブダビ
言語 アラビア語
宗教 イスラム教
通貨 Dirham(ディルハム)
時差 日本より5時間遅れ
建国記念日 12月2日(1971年建国)
気候 夏の日中の気温は40度を超え、内陸砂漠地帯はさらに高い。
冬の日中の平均気温は26度、夜の平均気温は12度から15度と、非常に過ごしやすい。
面積 83,600平方キロメートル(北海道とほぼ同じ面積。うちアブダビが87%を占める)
政治体制 7首長国による連邦制
議会 連邦国民評議会(選挙で選出される20名及び、各首長国首長より任命される20名の計40名で構成)
GDP(2006年) 約1,630億ドル
非石油部門の
GDP(同年)
約1,020億(全体の約63%)
対日輸入額
(同年)
約60.5億円
対日輸出額
(同年)
約316億円
主要資源 石油(埋蔵量世界第4位)、天然ガス(埋蔵量世界第5位)
石油の確定埋蔵量 981億バレル
天然ガスの確定埋蔵量 6兆立法メートル
フリーゾーン数 36
(分野はメディア、IT、金融、ヘルスケア、人道支援サービスなど、多岐にわたる)
産業 石油・ガス、アルミニウム、セメント、肥料、商業船の修復・修理、石油化学製品、建設材料、医薬品、食品加工、観光
農産物 ナツメヤシ、青刈り飼料、野菜と果物、家畜、鶏、卵、乳製品、魚類など
国際空港数 6
(現在7番目の空港、ドバイ・セントラルを建設中)
国営空港会社 エミレーツ空港、イッティハード空港、エア・アラビア
定期空港便 国営エミレーツ空港が関西国際空港及び中部国際空港より毎日直行便を運行